いくつもの壁を越えることで
夢に近づく!
アニメソングヴォーカリストとして大活躍中の二人が本校に来校。夢の対談が実現した!
第一線で活躍する2人が、「夢」を持つあなたに熱いメッセージを贈る!
チャンスを活かせる人は、
実力以上の何かを持っている。それは…
きただに:YOFFYはヴォーカリストになりたかったの?
YOFFY:最初、歌うことは考えてなかったんですよ。ギターで世界に出たいと思ってました。ギターと歌の両方をやっていて、歌に専念しだしたのは20代前半から。
きただに:当時はどんな夢を持ってた?
YOFFY:アマチュアでもまれて、挫折も多かったから、まずはメジャーデビューして、自分のCDを出したかったですね。
きただに:夢をつかむまでって、本当に苦労の連続だからね。その分、メジャーデビューやCDの発売が決まったときは嬉しかったんじゃない?!

YOFFY:それはもちろん。今までの苦労が全部喜びに変わる瞬間というのは、信じられないぐらい幸せですよ。アマチュア時代の苦労は苦労じゃなかったんだなって感じましたね。
きただに:そうだよね。今まで経験してきたことは、すべてが夢をつかむために必要なことだったんじゃないかな。夢は一つクリアしたら、それで終わりじゃないんだよね。また次の夢を描いて、それに向かっていく。山に立ってる旗を一つずつとりながら登る感じ。果てしない夢を持って、それを追いかけるのって楽しいし、大事なことだなって思う。
YOFFY:きただにさんは、自分のことを「ラッキー」だって言ってましたけど、夢を叶えたり、チャンスをつかむのに必要なものって実力だけじゃないという意味ですか?
きただに:実力だけじゃなくて、タイミングも重要だと思うんだよね。時代の風潮だったり流れだったり、そこに必要とされたときに、偶然ひっかかるというか。だから人生のビッグチャンスが来たときにそのチャンスに乗れるような人間じゃないといけない。下積みや基礎ができてる人間は、チャンスに乗れる可能性が高くなると思うんだよね。
YOFFY:今思えば、学校で勉強をしたり、卒業後もずっと活動を辞めなかったのは本当に良かった。あきらめずに続けた者にしかたどりつけない場所ってあると思うんです。
きただに:本当にそう思うよ。YOFFYはこの学校で基礎から勉強したんでしょ?
YOFFY:そうですね。上京するときはほとんど何も知らなかったから、この学校からすべてが始まった感じ。音楽理論の授業があったんですけど、そのときに勉強したことが、今も作曲するときの道具というかベースになってますね。とにかく当時の学校では、一番バンド練習をしていたと思いますよ。
きただに:一生懸命、努力していたんだね。ほかにはどんなことを勉強していたの?
YOFFY:アンサンブルの授業では、他のパートの学生たちと触れ合うことができたので、とても勉強になりましたね。
きただに:いろいろなジャンルの音楽に触れられるのはためになるよね。
YOFFY:当時はハードロックにしか興味がなかったので、本当に勉強になりましたね。
きただに:YOFFYが学生生活の中で、1番印象に残っていることは?
YOFFY:学校のレコーディングスタジオで、エンジニアの先生が僕のバンドのデモテープを朝の4時ぐらいまで、10時間以上も付き合って一緒に作ってくれたことですね。あの時は本当に嬉しかったなぁ。
きただに:それはいい先生だね。
YOFFY:当時から、ミュージシャンとしてレベルの高い先生がいっぱいいましたね。きただにさんをはじめ、この学校でしか会えない有名な先生たちに教わるのってスゴイことだと思いますよ。僕も当時、海外の有名アーティストの生演奏とかを間近で見ましたよ。
きただに:すごいだろうね、その衝撃たるや!この学校の学生になった特典だよね(笑)。専門学校って、音程やリズムの勉強だけじゃなくて、感動だとか、自分もこうなりたいとか、そういった心に響く体験もたくさんできるよね。
YOFFY:先生たちを見ていると、自分もこんなすごいアーティストになりたいなぁ、って燃えてきますよ。生きた証として、歴史に自分の爪あとというか、作品を残すって本当にスゴイことですよ。きただにさんも特別講師をやってますよね。学生に教えるってどんな感じですか?
きただに:楽しいよ。僕の教えたことで、少しでも何かプラスになってくれたら嬉しいし。技術的な事だけじゃなくて、精神的な事とか、人として大事な事とかも教えたいよね。あとはやる気の重要性とか。人間誰しも、必ず挫折があるから、そのときにどう壁を乗り越えるかとかね。アマチュア時代にもまれた実体験が授業に活きるね。
YOFFY:例えばどんな授業をしているんですか?
きただに:学校にある機材やスタジオがプロが使うのと同じものだから、プロの感覚というのを教えたいよね。レコーディング体験をやったらすごく喜んでもらえて。学校にいないと、こういうプロの機材って触ることができないでしょ。さらに、レコーディングを体験してみることで、自分の声の長所と短所も明白にわかっちゃうんだよね(笑)。
YOFFY:貴重な体験ですね。自分の長所と短所を知るってことはとても大切なことですよね。
きただに:いろいろな授業で、基礎からプロの現場まで勉強して、さらに精神的なことも鍛えて、卒業後に活躍してもらえたら嬉しいよね。
YOFFY:卒業してから特に感じるんですけど、この学校ってカリキュラムとか、取り上げる音楽のバランスが良いんですよね。音楽の仕事をしていると、いろいろなジャンルの音楽関係者に会うから本当に助かってます(笑)。
きただに:大人になると、やっぱり若い頃にヴォイストレーニングや音楽理論を勉強していたらよかったなって思うことがあるよね。今は授業で教えながら、逆に学生たちから勉強させてもらってます(笑)。
YOFFY:学生も先生も明るくて、良い関係ですよね。だから勉強や進路からプライベートまで、いろいろな相談をしやすい感じがする。
夢をかなえた二人から、
夢を追いかけるアナタへのメッセージ

きただに:自分が大好きな音楽でご飯が食べられるというのは、とてもやりがいがあるよね。自分の夢を叶えるためなら、ツライこともツライと思えない。自分のCDの発売日なんて、ショップに行って前面に並び換えたり(笑)。それぐらい嬉しい。
YOFFY:それはメジャーデビューの儀式ですよね(笑)。僕も同じですね。
きただに:夢を追いかけて、それを叶えるのって本当に楽しいことだよね。YOFFYはここの学校の卒業生だから、進路を考えている人にアドバイスできるんじゃない?
YOFFY:例えばロックって自己表現的なところがあるから、「人から教わるのって変じゃない?」って言う人もいると思うんです。でもそれが大間違いで、やっぱりプロになりたいという夢があるなら、必ずおさえなくちゃいけない事ってあるんですよ。そうしないと続かないんですよね。例えば、オリンピックの選手にはコーチがいるじゃないですか。
きただに:なるほどね。夢をつかむには、いい指導者につくのも大事ってことだね。

YOFFY:若いうちに学校で基礎を身につけるのは大切なことだと思うんですよね。つまらないプライドにしばられないで、もまれてみてもいいんじゃないかな。
きただに:専門学校って夢多き若者が集まる場所であって、俺の体験で言えばライブハウスのような所なんだよね。音楽が好きな人がいっぱい集まってくるんだけど、みんなすごく上手なんだよ。そこで一回、プライドをポキッと折られる(笑)。そういう挫折とかの体験もいい勉強になる。体験入学に行けばきっと肌で感じられると思うな。
YOFFY:体験入学に一年間ずっと通っている人もいるようですよ。それだけでだいぶ実力が上がっちゃうんじゃないかな(笑)?
きただに:スキルの高い人と一緒にいると、自然と自分のスキルも上がるんだよね。夢を持っている人たちといると自分も熱くなれる。
YOFFY:そうですよね。
きただに:あとは学生生活を楽しむこと。友達や仲間を作ったり、恋愛もしたりね。そういう体験が人間性を高めるし、作詞や作曲なんかにも活きてくるだろうしね。いろいろな体験をしながら頑張って欲しいと思うよ。

卒業生/ヴォーカリスト YOFFYさん

profile
ロック・アニメ・特撮ソングユニット「サイキックラバー」のヴォーカリスト。2012年株式会社フィアレスを設立。 コンポーザーとしてアーティストへの楽曲提供、プロデュースも多数行う。2004年に主題歌を担当した「特捜戦隊デカレンジャー」はセールス10万枚突破。2009年「侍戦隊シンケンジャー」はオリコンウィークリーチャートで6位獲得。「レコチョクアワード年間最優秀賞2009」アニメ/ゲーム・うた部門(サイト別年間ランキング)にて1位を記録。

特別講師 きただに ひろし先生
profile
ヴォーカリスト。SOLIDVOX所属。1994年3人組ユニット「Stagger(スタッガー)」としてデビューする。その後4人組「LapisLazuli(ラピスラズリ)」での活動と同時に、ソロとしての活動も開始する。 1999年大人気TVアニメ「ONE PIECE」主題歌「ウィーアー!」でアニソン歌手としてデビュー。2002年よりアニソンユニット「JAM Project」のメンバー。2011年、再び「ONE PIECE」主題歌「ウィーゴー!」を歌唱することで話題になる。